社会人になると同時に始めたゴルフは今年で30年が過ぎようとしてます。

 

ゴルフを競技としてとらえるようになってからも15年が経ちましたが、
力任せにスイングしていた30代ではなんともなかったカラダが、
40歳を越えるころから手首、肘、肩、膝としばしば痛めるようになり、
最初はひと月ふた月だった治癒期間も、
完治するまでに半年1年と歳を重ねるに連れて伸びてきてしまいました。

 

医者からの勧めもあり、フィットネスクラブに通い始め、
最初は普通の筋トレだけでしたが、
そのうち加圧トレーニングをやったりコアトレーニングをやったり、
また、その疲労をとるために整体に通ったりとゴルフのパフォーマンスの向上と
ケガ予防のためにいろんなことに手を出す日々でした。

 

ところが、トレーニングを始めた頃は、
ドライバーの飛距離が伸びゴルフの後の疲労度も軽減していたのですが、
トレーニングの強度が上がりそれに耐えられるようになるにつれて、
逆にパフォーマンスが思ったように伸びなくなってきました。

 

そんなときに松村先生の著書で「筋力トレーニングも体幹トレーニングもむしろ害になっていることが多い。」
という記述にショックを受けたことが、骨ストレッチに興味を持ったきっかけでした。

 

最初は本とDVDを購入し、基本的な動きを覚えましたが、
簡単な動作で鈍感なわたしでも明らかに硬かったカラダが緩むのがわかり、
ゴルフのラウンドや練習前に行えばスイングがスムーズにできるようになったため、
欠かさず行うようになりました。

 

あまりに効果絶大で続けていたのですが、
自分でやっている骨ストレッチが果たして正しい方法なのか自信がなかったため、
実技を確認するために東京での講習会に参加するようになりました。

 

初めは一通り教えてもらえれば、あとは自分でやれるだろうと軽い気持ちで通い始めたのですが、
毎回驚くべき事実を見せつけられ、
またどんどん進化していく骨ストレッチにハマって講習会が楽しみとなっていました。

 

回を重ねるに連れ、正しい方法の骨ストレッチと全身のほぐしによって、
文字通り凝り固まっていたカラダが動くようになり、
可動域が広がり全身が連動して動くようになってきました。

 

ほんの小さな筋肉や筋を刺激することで、重要なところが緩むのがわかり、
こんなところと繋がっていたんだと毎回大きな驚きがありました。

 

日々骨ストレッチとほぐしに励んだおかげで、老化していたスイングに躍動感が戻ってきて、
波のあったスコアも昨年から今年にかけて目に見えて安定するようになりました。

 

目指していたリピータブルな動きができ、
飛距離も自然とでるようになり番手が明らかに違ってきて
距離感を合わせるのに少し苦労(嬉しいので苦労じゃないのですが・・)しました。

また、もうひとつの大きな進歩は、
自分のカラダの状態が徐々に感じられるようになってきたことです。

 

スタンスを取ったとき、力みなく構えられればいいのですが、ラウンドの流れが悪かったり、
前のホールでミスしたあとでは、微妙に後頭部から首筋に力が入っていることが、
またラウンド後半になると疲れから広背筋や大腰筋が硬くなってきてるのがわかるようになりました。

 

自分のカラダのどの部分にミスを引き起こす原因がありそうだと 事前に(事後のこともありますが…)感知でき、
そして、それは講習会で教わったことを活かして、
自分でラウンド中に取り除くことができるようになったことは本当に役にたってます。

 

骨ストレッチの優れているところは、ラウンド前はもちろん、
ラウンド中もちょっとした待ち時間や歩きながら簡単にできることです。

 

また、ちょっとした動きのため同伴者のプレイの邪魔になったり、
不審がられたりすることもありません。
流れが悪いときはリセットするために、
良いショットのあとは調子を持続させるために、
今では骨ストレッチを自然と取り入れてます。

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