私と剣道と骨ストレッチ®

「骨ストレッチ®…?」なにそれ?聞いたことないネーミングだな、創始者…?面白そう。

剣道関係の知人のSNSをきっかけに、骨ストレッチ®創始者の松村卓先生に出逢った時の感想です。

早速、メッセンジャーに顔写真付きで連絡をしたところ、直ぐに返信がありました。

「右の大腿と膝、ケアしてくださいね。」

送った写真は剣道着を着て腰から下は写っていないもの。撮影時、確かに右足を痛めておりなぜ分かるのか不思議でした。

当時の私の状況は、仕事をしながら自分の稽古と少年指導をほぼ毎日、日によっては二部練・三部練ということもありました。剣道七段審査に向けて我武者羅だったこともあり、とにかく稽古することが優先でした。

審査まであと1か月となった頃、稽古中の怪我により蹲踞(そんきょ)が出来ず、歩くのもままならない状況に。それまで體(からだ)の不調や違和感を感じてはいたものの、體の声を無視して休むことなく稽古を続けた代償でした。通院して対処療法で痛み止め等の処置を受けて受審しましたが、不合格。実力不足は否めませんが、體の不調が心にも影響して不安や迷いが生じていたのも事実でした。

審査後、心機一転「自分の剣道を今一度、見直そう」と決心し、それには體のケアも重要だと考え、松村先生に「骨ストレッチ®」の指導をお願いしました。その頃は北海道に在住しており、東京・京都の講習会参加が困難なため、Zoomで指導を受けることになりました。

指導を受けた感想は目から鱗の連続でした。甲野善紀先生・松村卓先生共著の「筋肉よりも骨を使え」の中にも剣道に繋がる記述がたくさん出てきて大変勉強になりますが、今までの“常識が非常識”だったこと、“心と體は繋がっている”と実感したことなど、指導を受けなければ得られなかった気付きがたくさんありました。

おかげ様で、前回の審査から5か月経った2023年4月、京都で行われた剣道七段審査会に於いて無事合格することができました。この日は午後の部の審査だったため、受付時間ギリギリまでホテルに滞在して、入念に骨ストレッチ®と立会いのイメージトレーニングを行いました。その甲斐もあって、緊張することなく體も心も心地良く解れ思い切った技が出せたこと、審査後の発表を待つ間の充実感は忘れられない記憶となりました。

その後、良い機会と御縁をいただき、現在では骨ストレッチ®認定指導員として講習会に参加される方々のお手伝いを担っております。骨ストレッチ®の魅力を一人でも多くの人にお伝えしていく、そのためにも私自身、骨ストレッチ®と向き合いながら日々進化していきたいと思います。

結びに、松村卓先生との不思議な出逢いに感謝いたします。ありがとうございます。

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