『負ける』作法とたしなみ

みなさん、こんばんは!

仙台は厳しい残暑はなく過ごしやすいです。

今日は私が大好きな、内田 樹さんのブログの中で

とても気になった記事がありました。

日本人がこの半世紀で失ったいちばん大きな社会的能力は

『負ける』作法とたしなみである。

学校教育でも家庭教育でも『適切な負け方』については

誰もおしえない。

人々は『勝つ』ことだけを目的にしている。

どうやって勝つかというノウハウについては膨大な書物が

刊行され、人々はそれを貪るように読んでいる。

けれども、私たちは勝ち続けることはできない。

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ならば、勝ち方を研究するよりは、負けることからどれだけ

多くの『よきもの』を引き出すかに発想を転換した方が

いいと私は思う。

『勝たなくてもいいじゃないか』『負けてよかったじゃないか』

という言葉を私たちはもうほとんど耳にすることがない。

けれども、日本人が勝つことにしか価値を見出さず、

敗者には何も与えないというルールを採用したことで

以前より幸福になったと私は考えない。

昨日、千葉からケアに来て頂いたYさんと

ある共通の話題がありケアをしながら

商人(あきんど)とビジネスマンとの違いを語り合った。

人情や思いやり、昔の質屋さんの立ち位置。

お金を稼ぐために必要なこととは、、、、、などなど。

現在の商売は、商人(あきんど)の原点を忘れている。

3年前は、゛売らんかな主義は絶対にダメだ!゛と

言っていた人が3年経ったら逆のことを言っている。

怖いのは、その事に本人が気付いていない事だ。

不思議なことに本人が変わってしまったら

取り巻き連中や常連客まで変わってしまった。

まさに゛類は友を呼ぶ゛だ。

Yさんと語り合いながら私の判断は間違っていないと

確信することが出来ました。

一番ありがたい事は、そのことを身体感覚でキャッチ

していたことです。

その日に内田 樹さんのブログに書かれていたことが

Yさんとの話題にマッチしていたのでビックリしました。

商売の世界で、゛勝つことにしか価値を見出さず゛の

信者は五万といます。

私はその世界が合わずにやめてしまいました。

そのお陰で、やっと私のスタイルが出来てきました。

自分の答えは自分の足元にしかない。

自分の人生を他人に決めてもらうのは意味がない。

自分にしか出来ない事が必ずある。

自分に゛縁゛してくれる人は必ずいる。

自分が出来る得意なことを磨きつづければいい。

自分の価値をあまり低くしないで欲しい。

         感謝  

About まっちゃん

◆1968年生まれ◆中京大学体育学部 体育学科卒◆競技歴 陸上競技15年◆自己ベストタイム100m 10秒5(手)10秒68(電)
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