最近、『不安』って何だろうと再び考えてみた。
12年前に親父を亡くして、会社を継いだ時は本当に不安でした。
かなり重い荷物を抱えてのスタートだったから尚更だった。
陸上競技の100mで本気で日本一になりたくて一生懸命トレーニングは
誰よりもしたけど仕事なんて、親父の傘の中でのうのうとしていて本気でしていなかった。
結局、親父のしていた仕事は私には向いていなかったから
考えに考え、悩みに悩みぬいて全部やめてしまい、
自分がしたいスポーツ関連の仕事にシフトチェンジしました。
やっていける自信はなかったけど
正直言って、これしか私に出来ることがありませんでした。
でも、いろんな人や物に助けられて、今まで生きてこれた。
不安で不安で仕方がないからこそ『安定』を求めて突っ走ってきた。
家族や母を『安心』させてあげたいからこそ無我夢中でやってきた。
”逆境になるからこそ、そこから這い上がろうとする。”
『諸行無常』という立派な言葉も知り、
また、この有難い言葉の意味も知っているくせに
少々、”安定”という居心地の良さを覚えてくると向上しよとしない私が現れる。
武道の世界では、”居着く”ことは『死』を意味する。
お釈迦様の教えでも、武術の極意でも同じことを説いている。
だから『安定』を求めた瞬間、必然的に『不安』の状態に変わっていく。
それは、いろんな事を学び人として向上させたいが為に起こること。
そうとは分かっていながら、ぬるま湯に浸かりたがる私が居る。
”不平”・”不満”・”不安”こそ、今の自分を更なる高みに登らせてくれる燃料みたなもの。
自分自身を進化、成長させるための有難いもののはず。
12年前の自分自身を思い出しながら、フッ~と可笑しくなって笑ってしまいました。
すぐに怠けたがる私にとって『不安』とは、”良薬口に苦し”のようなもの。
”私は弱い だけどそれは別に”
”恥ずかしいことじゃない” (宇多田 ヒカル Show Me Love)
『不安』を笑いながら、蹴っ飛ばしてやりましょう!
そして、弱い自分に打ち勝っていきましょう!
乗り越えた自分を常にイメージして生きましょう!
何があっても自分を見捨てないで!
私も、てっぺん目指して顔晴ります。
感謝