”落とす”が本当!

みなさん、こんばんは!
今日は、仙台で伝統行事である『松焚祭』(どんと祭)でした。

今年は、土曜日だったので子供達も初参加でした。

火入れをする前に神主さんが
『大祓祝詞』を上げると一気に厳粛な空気に包まれました。

本殿に入り、”商売繁盛”の
ご祈祷を家族みんなで受けました。

午前中、山形からCさんが来てくれました。

某チームのコーチをされているCさん、
お話をしたら仙台育英の後輩でした。

Cさんも度重なる怪我に悩まされやもえず引退。

椅子に座られた瞬間、左足の膝下だけで走っているラインが観えました。
その事をお伝えしたらビックリされてました。

まず、基本的なところを身体で覚えて欲しいので
W.Tの立ち方→歩き方を徹底的に覚えていただきました。

正しいと思って取り組んでこられた体幹部トレーニング。
しかし、現実には真逆のことをしていた事に気付いてもらいました。

一番最初の立ち方の時に、〇〇のポーズや上から引っ張られている
イメージをしなさいと世間一般的な指導では言われていますが
この意識だけで身体がどれだけ動けなくなってしまうのかを
Cさんに身をもって体感していただきました。

W.Tとの動作比較をしたら
Cさんの顔がなんとも表現し難い表情になりました。

私の考え方ですが
上から引っ張られるとか一本の棒のようになれと言いますが
『地に足を着けろ』と言うように地面に対してのバランスを考えた方が
身体はスムーズに動いてくれます。

”腑に落ちる”
”落ち着きなさい”

と言いますが心も身体(重心)も落とした方がいいのです。

その後も、Cさんに体幹部トレーニングや腹筋を例に上げて
これらのトレーニングがいかに身体に負担をかけてしまっているかを
嫌というほど知って頂きました。

これからのCさんの進化を観れることが楽しみになりました。

最近、陸上競技という言葉を使うより
『陸上道』と言う方がしっくりします。

自分自身の身体のことを極めて
意のままに身体を動かせる喜びの世界。

尽きることない人体への探求心。

各々が自分の身体を知り尽くし
その技を試合で真剣勝負することこそ味わい深い世界になる。

ただの”かけっこ”をするのではなく
『走る』ということを通じて自分の身体に向き合い
いかに動かすことが最善の方法かを探究する心こそ尊い。

意味のないトレーニングに潰されてしまい
身も心もボロボロになり大好きなスポーツが嫌いになる人を作りたくない。

身体が持っているすごい力。

その力の出し方を準備の出来ている人から伝えてあげたい。
悔しかった、辛かった、悲しかった気持ちから
本当の身体の使い方を知ってもらい笑顔や喜びの世界を
心の底から味あわせてあげたい。

今年から、本気で伝えていきます!!!

     感謝

About まっちゃん

◆1968年生まれ◆中京大学体育学部 体育学科卒◆競技歴 陸上競技15年◆自己ベストタイム100m 10秒5(手)10秒68(電)
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